2004年117公開 映画「解夏(げげ)」
全国東洋洋画系ロードショー  URL: http://www.gege.jp/


映画『解夏』撮影地を訪ねて・・・・
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解夏ツアー 第三弾 2004/2/28 >>

(一部、映画「精霊流し」のロケ地も訪ねています。)

(レポート執筆:いでぐち)

 2月27日夜、川添さんと明日の解夏ツアーについて、少々打ち合わせを行う。今回は行ったことが無い四海楼で昼食を食べることに決定。また大浦天主堂近くでザボンジュースを飲むことも決定。

 2月28日、ツアー当日。8:00出発予定だったが実際は8:15ごろになった。川添さん、youさんを乗せ呼子を出たのは8:30ごろ。

 最初の目的地東彼杵(ひがしそのぎ)町を目指す。映画「精霊流し」の中に出てくる北鎌倉駅の撮影が行われた彼杵駅を探す。長崎自動車道の東彼杵ICで降りて一般道を少し走るとすぐに見つけることができた。Makiさんと約束していた10:00を2,3分過ぎて到着。その古い趣のある駅舎はまさしく映画の中の北鎌倉駅。川添さんの「やっぱり写真は映画の中のように傘をさして・・・」という言葉で傘を使うことに。ちょうど駅の正面に停まっているタクシーがなかなか動かない。タクシーの斜め前でのぼりを出しながら時間を過ごす。Makiさんは東彼杵町在住。撮影のことは町内のオフトークで紹介されていたということだった。また、ここでロケが行われたとき現場に来たそうで、その様子を撮影した写真や撮影が行われたことを伝える町の広報誌を見せていただいた。その写真で駅の入り口横にある自動販売機は映画では木で隠されていたことを検証。またポストも現在は四角だが映画では時代を考え丸いポストに変わっていたことも驚いた。しばらくすると青い電車がホームに滑り込んで来た。お客さんが2,3人出てきた。タクシーを利用する人はいない。タクシーが動いた。さっそく、記念撮影。その後、駅の中に入り、「映画『解夏』を見て来てくれた方なんです。ホームに入っていいですか?」とMakiさんが駅員さんにお願いしてくれて、ホームに入ることができた。ベンチのところで記念撮影。駅員さんにお礼をいい、駅を出た。Makiさんと別れていよいよ長崎市内へ向かう。


10:10
彼杵駅前にて


10:17
ホームにて


10:23
彼杵駅全景にて
 掲示板で昨日、当日は11:00に長崎駅と表明していたがとても時間に間に合いそうにない、それに追加の参加表明も無かったので、駅には寄らずロケ地めぐりを始めることに決定。映画「精霊流し」で使われた精霊船が展示されているという市民会館を探す。地図で確認。中島川や公会堂の近くらしい。すぐに見つけることができた。地下の駐車場にもすぐに停めることができた。一旦階段を上り外にでた。市民会館の玄関を入るとすぐに左の方に精霊船を見つけることができた。何枚か撮影。同じロビーには自動血圧測定器があったのでそれぞれやってみる。
11:30
精霊船前にて

11:38
精霊船全景
 お昼が近づいていたので川添さんの提案で中華料理「四海樓」に向かう。ピーススフィアがある駐車場へ車を停め中華料理「四海樓」へ。エレベーターで5階のレストランに行くとさすがにたくさんの人が待っていた。しばらく待って席に通された。港が一望できるロケーションは最高。エビチリ、チャーハン、ちゃんぽん、春巻きを一つずつ注文。味の感想については個人差があるので実際に行って食べていただきたい。食事後、2階のちゃんぽんミュージアムに入った。ちゃんぽんの歴史がお皿や歴代のパンフレット、装飾品、写真などで説明されていた。
12:56
四海楼前にて。
 中華料理「四海樓」を出て「南山手雨やどり」に行った。解夏ツアー第三弾にしてようやくチーフで解夏マップの執筆者である内山さんにお会いすることができた。店内には5月8日に味の素スタジアムで行われる「ナガサキピーススフィア チャリティコンサート in TOKYO 〜さだまさし遊援地〜」の大きなポスターが下げられていたのでそこで記念撮影。そしてドンドン坂の場所を教えていただいた。ドンドン坂手前のマリア園の情緒ある外観に感動。ここでも長崎の歴史を感じることができた。ドンドン坂の上のコンクリート壁にペンキで「ドンドン坂」と書かれていた。溝は三角。まっすぐのびたきれいな坂だった。坂上での撮影を終え、下ってみる。坂の下から見上げる坂は、映画のアングルそのままだった。パンフレットを確認しながら記念撮影。街灯はそれほど古くはないものの町並みにあわせて雰囲気のあるおしゃれなものになっていた。しかしそれに比べて電柱・電線に工夫がなく残念だった。坂を下りて右にまっすぐ行くと大浦天主堂の下に出てきた。せっかく来たので大浦天主堂をバックに記念撮影。川添さんお気に入りのザボンジュースを近くのお店で買い、飲みながらちょっと休憩。カステラのお店でお土産を買う。


13:46 大浦天主堂前にて
(携帯電話で撮影)
13:47 待望のザボンジュース購入。

13:14
南山手雨やどりにて

13:25
ドンドン坂を上から見下ろす

13:33
ドンドン坂を下から見上げる

13:36
ドンドン坂で記念撮影
 駐車場に戻り車で万寿庵に向かうことにする。車の中で突然思いついて、途中で聖福寺に寄ることにした。寺の前の道は一方通行なので近くの100円パーキングに車を停めた。前回、遅くなって暗くてよくわからなかった鬼塀や階段をはっきり確認することができた。また、隆之が少年時代にかくれんぼで遊んだその鬼塀の裏も撮影。

 映画の中で陽子が座っていた階段で記念撮影。その階段を上り、左にまがってしばらく歩くと井戸を見つけることができた。しかし、どうも映画で出てきた井戸とは違うような気がして、記念撮影はせずに外観だけを撮影。しかし、後でCSで放送されたメイキング映像で確認すると、その井戸が映画に出てきたものということがわかった。周りに猫が多いことに気づく。井戸の場所から少し先に進み、墓地に入った。気味が悪くなり戻ることに・・・・。川添さんの姿が無い。隠れているのか寺を出たのか・・・・・。境内を出るところで鉄心の鐘を見つけた。川添さんを寺を出てすぐの道で発見。その時、映画の中で
万寿庵横の階段の設定になっている場所がこの近くにあることを思い出した。少し先に行くとその階段をすぐに見つけることができた。早速記念撮影。駐車場に戻り次の目的地に向けて出発。
14:37
階段の上から撮影
14:46
井戸
14:51
鉄心の鐘
14:55
万寿庵に続く設定の階段

14:32
境内にて。

14:33
遠近法。



14:35
鬼塀。怖っ!

14:37
お約束。
 いしだや万寿庵は第二弾で訪れたが、時間が遅かったため閉店していた。その時、場所は確認していたので、今回はすぐに見つけることができた。駐車場がなかったので、ちょっとだけということで隣の家の駐車場に停めさせていただいた。中に入ると店員さんが迎えてくれた。あの「やぶれまんじゅう」は残り4つ。もちろん店内の様子を写真に撮る。解夏の話をしていると、それを聞いて奥の製造部屋からお兄さんが、ほほえみながら「そんなによかったですか?」と声をかけてくれた。一緒に写真をお願いしたが断られて笑いながらお兄さんは奥に消えていった。
 そとで記念撮影をしようとするがなかなか車の交通量が多い。車がとぎれたところで急いで撮影。雨が降り始めた。

15:21
万寿庵にて

15:25
お店の前にて記念撮影
 次に、映画「精霊流し」に出てきた桃渓橋(ももたにばし)に行き、記念撮影を行った。小雨が降っていたので急いで撮影。ふと気づくと、この古くて狭い橋を軽自動車が渡っていた。

 次の目的地は興福寺。ここも第二弾で訪れたが閉まっていたところ。前回と同じく興福寺手前の一方通行を左に迂回し先の方からの一方通行に入って寺前に車を停めた。入館料は1人200円。入ってすぐに百日紅(さるすべり)の木が目に入った。本当に真正面なのですぐにわかった。2本ある。感動していると一人の男性に声をかけられた。それから、映画「解夏」の話も交えながら興福寺について境内を歩きながら、説明をしていただいた。本殿の屋根の上にひょうたんが乗っていることや本殿の中のランタンは国宝級のものだということ、インゲン豆の由来となった隠元禅師がここを訪れたこと、柱が曲がっているのは原爆の爆風が稲佐山に跳ね返ってここまで吹きつけたときに倒れた柱を再度起こしたからだということ、壁の格子模様はガラスが割れた模様と氷が割れた模様を形取ったものだということ、境内奥の竹が四角だということなど知らなかった事実が次々と出てきて驚きの連続だった。

http://plaza5.mbn.or.jp/~koufukuji/bunkazai.htm

その男性は市のボランティアガイドの方だった。

16:32
ボランティアガイドのKさんと記念撮影。


15:40
桃渓橋にて


15:58
上野彦馬生誕の碑

16:09
映画「解夏」に出てきたアングル
 帰る時、有名な坂本龍馬の写真を撮影したとされる「上野彦馬の生誕の碑」(受付正面)について受付の人に尋ねたところ、生誕地は眼鏡橋の近くだが、現在工事中で工事期間の2年間だけここに移設されているということだった。
 
ビックホリデーツーリストの企画、映画「精霊流しツアー」の皆さんをどこかで待ち伏せしようとも考えたがすでに17:00を過ぎていたのであきらめて、次に目的地に向かうことにした。

16:43
斉藤茂吉の歌碑
 映画の中で隆之がハタ上げをする場所、風頭公園。直接車で上る道路がわからなかったので、ぐるっと回ることにする。いつの間にか長崎大学経済学部のキャンパス横の道路に出た。キャンパスをぐるりとまわる道らしい。途中、映画「精霊流し」に出てきた病院の敷地の設定だったベンチや木を探すが似たような雰囲気だったが、よくわからなかった。改めて風頭公園に向かおうとするが、方向がよくわからなかった。とりあえず、思案橋のところで右に曲がってみるとそこに福砂屋本店を発見!少し先に進んだところに車を停め、youさんがカステラを買いに向かった。現在地を地図で確認すると、すぐ近くに映画「精霊流し」に出てきた史跡料亭花月があるらしい。車から降りてあたりを見回す。あった。なんと正面に史跡料亭花月と書かれた碑を発見その奥にいかにも料亭らしい建物が見えた。youさんが車に戻ってきたあと、花月前まで小走りに近づき玄関だけ撮影。
 なんという偶然。。。。

17:27
花月の玄関
 どうやら車は山を登っているらしい。坂道が続く。なかなかいい感じではあったがどうも方向が違うような気がして交番で道を尋ねてみた。そこで風頭公園までの道のりを教えていただいた。Y字で中学校と逆の方に進み・・・・突き当たりを左に曲がりさらに突き当たりを左に曲がる。スポーツセンターを右手に確認して少し進むと右に上る坂があり、その坂を進むと案内板がある。一度途中で間違ったがなんとか教えていただいたとおり進むことができた。ホテル矢太樓の看板を見つけ駐車場に入ってみる。川添さんは小学校の修学旅行でここに泊まったらしい。
18:06
風頭公園のハタ上げ広場にて
 いよいよ風頭公園に向かう。時間が遅かったためか入り口はチェーンがかけられていて車で中に入ることはできなかった。ふと右を見ると小川ハタ店「長崎ハタ資料館」を見つけた。すでに閉まっていた。とりあえず、公園入口のチェーンがかかったところに駐車して歩いて公園に入る。少し階段を上ると開けた場所に出た。園内見取り図看板で確認すると、そこはハタ上げ広場らしい。公園はまだ奥に続いているようだったが雨も降り出し、寒かったのでそれ以上は進まなかった。車に戻る。小川ハタ店は建物の2階部分になっているらしい。下が自宅になっているようで、窓から明かりが見えた。看板のところで記念撮影。
 稲佐山ではスカイウェイに乗り山頂に向かった。往復500円/人。展望台のレストランは営業していないようだった。
 雨に濡れてしまい体も冷えたので天然温泉イオスに行くことにした。お風呂の中で20:00を過ぎた。ゆっくりできたところで、イオスを出て稲佐山を下りた。有料道路に入る手前でパスタ屋さんで夕食。帰路についた。

2/29 0:15帰宅。走行距離312キロメートル

18:09
小川ハタ店の看板前にて

稲佐山展望台屋上のエレベーター前にて

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